9月28日(土)
数本製作がある中の最初の2本が完成。綺麗に仕上がりました。
やや太い能管で低めの音色、邦楽囃子向けの逸品です。
喉は流線形で息が入り易く設計されています、今は管の中をすごく硬く出来る技術と音がより共鳴するよう作り込みされています。一味違うサウンドが囃子を引き立てるでしょう。
今回、綺麗に仕上げる為に気を使ったのが目切り、籐巻きの間をいかに細く目切り出来るか試行錯誤して目切り工具を作り、これがピッタリ合いました、物つくりは工具で決まりますね。この後も能管が数管出来て来ます。
9月27日(金)
能管用の本煤竹。これから新たに能管を5,6本仕込みに入ります
来年5月の浅草和康の個展に並ぶ能菅達ですが、ご予約も出来ますので気になる方はお問合せください。お手持ちの能管と同じ音の高さが必要な方は早目にご連絡ください
もっと早く仕込み開始したかったけど・・なかなか出来なくて今になってしまった。
焦らずじっくりと作り込みます。
9月22日(日)
能管作りその②
籐を巻いて接着後、目切りして整え、籐表面のエナメル質を取って下地漆を塗りました。
ここで籐巻きの隙間が埋まっていないか目視しして、埋まっている個所があれば削り取り
ます、綺麗な仕上がりは細かい作業で決まります。
これから軽く磨き、籐表面の厚みが出るまで黒漆を塗り重て行きます。
刻一刻と仕上がって行く過程が楽しいですねー
9月20日(金)
今日は朝早くから能管の籐巻き作業。巻く間隔を約0.2㎜空けて巻いてます。
接着は糊漆を作くりました、軟化が早いのでラップに包んで少しづつ出して使います
次は風呂へ入れて固まったら籐巻きの間隔を一定にする目切り作業、段々出来てくる過程が
楽しいです。
9月16日(火)
今日は定休日ですが祭日なので営業してます。中でせっせと作っています。
在庫が中々出来ないのですが、My調律の予備に作って置いた笛がタイミングよく在庫になる場合があります。
サウンド篠笛七本調子、タイミングよく在庫になりました。試奏出来るように店頭に並べて置きます。凄く鳴りますよ。
9月2日(月)
さて今週7日(土)8日(日)第四回大田区伝統工芸展です。
開催場所:大田区民プラザ(下丸子駅下車)
開催時間:10時~17時
色々な業種の職人が一堂に見れるのは、この機会だけです。
ワークショップあり、体験あり、職人の腕を振るった逸品を是非手に取ってみてください
笛工房和康のブースでは
能管製作と龍笛製作の実演をやります、能管は仕上げ作業、龍笛は仮調律作業をします
徐々に人気が出て来ているサウンド篠笛の試奏も準備します。
各種篠笛、琉球笛も展示販売致します。
カスタム製作や修理ご相談等、作業をやっていますがお気軽にお声をお掛けください
どうぞお待ちしております
8月28日(水)
数か月前に入手した本煤竹。曲がりも無く、虫食いも無く、歪みも無い、本当に良い状態の煤竹です。ただ節間が短いのでどうするかと・・そのまま保管していました。
太さが洋楽調八本調子に合うので、計測したら節が笛に入ってしまうが処理をすれば3本出来るので、徐々に作って行こうと思います。
8月27日(火)
遊び心の笛達。黒漆塗りは弘前ねぷた笛です、管頭に「ねぷた」と「ねぶた」を作ってみました、オプションで入れる事が出来ます。
ピンク色漆の洋楽調八本調子、ピンクはなかなか難しい、刷毛目が目立っちゃうので塗り方にコツがいると言うか他の色漆より難しかったです。
籐巻にはピンクと白の錆漆仕上げです。
8月14日(水)
今日出来て来たのが古典調粋琉五本調子の艶消し黒漆塗り・朱の艶消し塗り。
どちらも若干太めにして音量を出すように作りました。息のつまりも無くとっても吹き易いです。
そして、真竹素材の篠笛Plus朱塗り管、洋楽調六本調子です。篠笛Plusにサウンド機能も施してあるので最強ですねー、サウンド篠笛とは違う真竹を使っています。
8月12日(月)
お盆も休まず製作中。月曜日ですが祭日なのでお店は開店しています。今日も暑いですが負けずにコツコツ進めて行きます。
今日完成した笛は濃紺漆塗りのサウンド篠笛五本調子の440Hz、この笛はお隣の大陸へ渡ります。
随分前から製作依頼があって随分お待たせしましたが、サウンド効果が抜群に出ている管に仕上がりました、これは喜んでくれると思います。
拭き漆のサウンド篠笛六本調子、これはMy調律で製作、サウンド篠笛特有の深い音色が響きます、確か阿波踊りに使うと言っていたので活躍間違え無しですね。
気になる方は試奏出来ますので、どうぞお問合せください。
#サウンド篠笛
8月11日(日)
今日は遠路遥々、篠笛を求めてシンガポールよりお越しになりました。
和太鼓チームで色々な楽曲を演奏しているようですね~~
人によってピッチが低かったり高かったりで色々試すのが通例だった様子、目の前で削って吹く人に合わせるMy調律をしてあげたら、こんな方法もあるんだ、これなら確かな笛が出来ると感心していました。
存分に演奏を楽しんで頂きましょう~~
2024年8月7日(水)
8月25日(日)は池上まつりです、池上本門寺周辺で色々なイベントが開催されています
池上会館にて伝統工芸の枠で出展致します、9時30分~16時
笛作り実演を行います、また笛の体験も出来ますので、どうぞお越しください
2024年7月18日(木)
能管の下作り・同じ領域の音程の能管を複数管作るには、喉を入れ込む段階から細かい作業が必要です。同じ形状・同じ太さを整えて行きます。
吹いた時の息の入り方や適度な抵抗感もこの加工で決まります。
難しさもありますが緊張感ある能管製作です
2024年6月28日(金)
艶消し黒とあさぎ色の洋楽調八本調子
あさぎ色は半艶仕上げになっています、約半年かけて発色して来ますので色の変化をお楽しみください。
2024年6月24日(月)
篠笛界のレジェンド、村山二朗さんが工房へお越しになりましたー。
門下生の方も一緒に色々な笛を試奏して、調律の事や吹き易さの事、演奏するスタイルも含めて笛の仕様を決めて頂きました、細かな事も仕様に盛り込んでいきます。
さすがプロ、こだわりがすごいです。
2024年6月23日(日)
サウンド篠笛と名付けた篠笛、音を増幅させて音の広がりが格段に上がりました。
篠笛の能力を最大限に生かした篠笛です。音も大きく、抜群の反応なので洋楽調(ドレミ管)
はもとより古典調や龍笛、能管にも発揮できる仕掛け、今まで沢山の方々に試奏頂きましたが、皆さんビックリしていましたね。新しい篠笛として試奏会を進めて行きます。
なかなか忙しくてブログが全然更新出来ていませんでした。
これからは少しづつUPして行ければと思います。
3月12日(日)
今まで煤竹で作って来た中で最高の出来栄え『古典調粋琉五本調子』こんなに綺麗に仕上がって、これは売りたくない笛の最高ランク(^_^;)額縁に入れて飾っておこう・・
2月22日(水)
2015年に第一回和楽器展示会を大田文化の森で開催した時、和康のブースに石高万紀子先生が訪ねて来られたのが出会いのきっかけでした。
その時、琴風調の笛製作の御相談をしたのを覚えています。
その後、篠笛教室を作りたいと思い、大森カルチャーセンターで独自に教室を始め、その後篠笛作り教室も何か月か展開しました。
それを引き継ぐ形で石高先生にお願いして、現在の大森教室が出来上がって来ました。
今では沢山の篠笛愛好家の方々の拠り所になって、皆さん本当に楽しまれています。
今まで一回も発表会や懇親会を開いていなかったので、この機会を設けました。
どうぞご都合宜しければご参加頂きますよう、宜しくお願い致します
飲み食いありの宴会方式でワイワイやりたいと思います。
2月21日(火)
5月1日~7日ゴールデンウィーク『第五回和康の個展』開催します
テーマ『入魂・職人スピリッツ』神楽面の面打師 田中俊成氏とコラボ展示販売します
皆さんに試奏して頂きたい笛の数々を今必死に作っています、乞うご期待。
神楽面も出来る限りの完成品を展示致します。
前回同様、各先生のご協力のもと、各講座を展開致します
そして、今回特別企画『大黒屋新館4階ホール』において、すごく楽しい企画を組みました
・のど自慢の篠笛版『笛自慢大会』誰でも参加出来てワイワイ出来る楽しい場です
・若山社中 若山修氏と垣澤社中 垣澤瑞貴氏のお神楽トークショウ、実演も行いながら
お神楽の未来を語ります
・オンラインレッスン商店街講師陣による和楽器ライブ『風の音を聴いとくれ‥』
石高万紀子(篠笛他)・佐藤ぶん太(津軽笛他)・本間豊堂(尺八)によるライブ
まだ講座の一部を組み立て中の為、お申し込みは3月下旬ごろを予定しております
追ってお知らせいたしますので、是非ご参加ください。
#和康の個展
#篠笛
#能管
#龍笛
#神楽面
#お神楽
#雅楽
2月15日(水)
有楽町線池袋駅と副都心線池袋駅との連絡通路の「Echika池袋ギャラリー」に大田区伝統工芸士の紹介が展示されています。
なんと笛工房和康が紹介されています、お近くに行きましたら見てやってください。2月27日まで展示のようです。
2月13日(月)
真竹素材の篠笛Plus八本調子。
新製品を作るとなると、あれやこれや試行錯誤しながら組み立てて、やっと出来たなと思ったら不具合箇所が出てきて、また試行錯誤。開発にはどうしても時間が掛かる、しつこくやっていると不具合箇所も解決して格段の完成度になりました。
今回は篠笛Plus初の赤と黒。なんだか黒沢映画を思い出させる趣ですね、名前を付けよう『侍』Samurai で如何でしょう。
2月12日(日)
相模能管の更新
相模能管『獅子六』を三種類作る事にしました
今まで作って来て三種類世の中にある事が解り、需要に応じる為、揃えて行きます。
と言う事で名前を決めようと思います。
『獅子六 甲調子』高い音
『獅子六 呂調子』中位の音
『獅子六 乙調子』低い音
能管は同じ音が出来ないと言うジンクスがありましたが、作り方でほぼ同じ領域の能管作りが可能になりました。
この三種類は早ければ3月中、遅くとも4月には完成します。
試してみたい方は是非お問合せください。
2月3日(金)
告知です。3月8日~21日までJR蒲田駅グランデュオ三階通路展示場にて『和の手仕事展』が開催されます。大田区内の伝統工芸士が日替わりで実演や体験を展開します。
色々な作家さんに直にお話が出来たりする場です、2月下旬ごろには日程表が出来ますので、追ってお知らせ申し上げます
和康も2,3日間で笛作りの実演・体験を行います。
1月27日(金)
琉球笛の模索。今まで琉球笛を作って来た中で、尺と言う音に対し流派や先生方によって考え方や運指が異なります。
そして最近、新たに孔を追加して古典音楽に有効な音を出す、新たな依頼もあります。
さて、もう少し先生方と煮詰めて、音階を整えて行きたいと思います
1月18日(水)
割れた能管、その後どうなった編②
ドアに挟んで割れた能管修復、徐々に先に進みやっと籐巻きまで来ました。
吹いてみると音の通りが悪いではないか・・管の中をよく観察すると、どうやらノドと内径に差があり過ぎると判断、管の中の塗り直しも含めて音の再調整を開始します。
時々、鳴りの悪い能管が持ち込まれますが、色々観察して処置して行き生き返った管が多くあります、諦めて使わなくなった能管を今一度点検してみてはどうでしょうか・・治るかも。
1月13日(金)
音色や吹奏感、それと耐久性についてあれこれ考えていたら女竹が三種類になりました。
群生している山間部・川沿い・海沿いのそれぞれの地域で違った質があります。
そして今後は九州の竹も仲間入りの予定、それぞれの特徴を生かした笛を作って行きたいと思います。
1月12日
昨日は大田区伝統工芸発展の会の会合でした。新たな目標が出来ました『東京マイスター』認定まで幾つかのハードルを越さないとなりませんが、会の皆さんと協力して取得に向け頑張ります。