笛作りいろいろブログ

2020年6月1日(月)

世の中コロナコロナで今後どうなって行くか不安な状況です、しかし踏ん張って行きましょう。

今日は煤竹と黒檀を使って能管の管頭と蝉作り。作者の個性やセンスが目立つ部分ですよね~~斬新な造形を想像しながら個性あふれる蝉が出来ればと考えつつ、龍笛含めて数管作らなければならないので頑張らないと・・(^_^;)。それとあの有名な先生に能管を評価して頂くチャンスが生まれました、出来る限りの腕を振るって望んできます。

2020年5月31日(日)

竹目仕様の一本調子・三本調子の本重巻。格別な仕様の逸品。

こんなに巻いているのに、とても柔らかく心地よい倍音が尺八の音色に似ています。

長いの持ち易くするよう一孔・二孔はやや傾けています。

2020年5月29日

洋楽調(ドレミ管)の八・七・六本調子。ご依頼の方の吹き方で作るMY調律で調律しました。

御歳でも(70代男性)きちんと息が入るよう加工を施しました、一般市販品には無い特別な一本です。

2020年5月23日(土)

佐藤ぶん太、先生に作って頂いたPR動画です。なんか恥ずかしいけど見てね

2020年5月10日(日)

能管作りその弐。管を切断しないで咽喉を作る、手始めに相模能管を先に作業し手順を模索した、相模能管は咽喉が長いので加工と音作りが難しいので、それを克服すれば普通の能管も容易いと考えた。江戸時代前の古管が徳川美術館などに保管されているが、その中には管を切断しないで作り上げた能管が実在する、同じ管が出来るか挑戦中。

2020年5月7日(木)

今日は20本ほど管の中の研きを丹念に行いました~(^_^;)。
地漆を塗って約一週間ほどムロに入れた笛を出しました、管の中は結構乾くのに時間が掛るのです。空研ぎで表面の凸凹を取り、次に水研ぎで表面を綺麗にしました。一本調子は長くて太いので結構苦労します。
この作業が最終的に音の抜けや品質に関わるのです。
お次は朱塗と黒漆塗に分けて順番に塗って行きます、この作業だけで一日が終わります。
加工を待機している笛もあり、何がどれだけ進んでいるのか、わからなくなる期間でもあるんです。(^_^;)・・・

2020年5月1日

沖縄琉球笛の研究
琉球古典音楽を西洋音楽に当てはめた場合、琉球本調子が二種類、二揚げ・三下げがあり三線との関りで、平均律の篠笛では対応が難しいと解った。
琉球音階⇒合・乙・老・四・上・中・尺・工、これがドレミファソラシドの読み方である。
さてさて、笛作りにハマりそうな奥深さが見えて来た、顔がにやにやしてる自分が怖い(^_^;)・・・琉球音楽をしっかり支える笛をつくるぞ~~

2020年4月29日(水)

出来立ての洋楽調(ドレミ)一本調子。
24㎜管です、手孔間が割れないようカリっと強い漆を上側に塗り、下側は赤目の拭き漆で仕上げました。管の中も国産本漆で籐巻には埃漆が掛かっています。
調律指数は私が吹いて±0でピッチは抜群です。
この作りは既に持っている方もいて通称『くり饅頭』と呼ばれています。甘くて吹き易い一本調子です(^_^;)。。お値段税抜64,000円、試したい方もご相談ください。

2020年4月28日(火)

以前、音階の再調整を依頼された龍笛、平調は責・和とも合っている、黄鐘調と盤渉の責と和の幅が大きく責が極端に低い、カリ吹きしても上がらない、その為に壱越もかなり低い、そんな症状であった。龍笛は責と和の幅を一定にしてあげれば適度なメリカリで使いやすくなる。
さてどうするか・・あっちを削ると、こっちがダメで・・加工作業の順番を決め、少しずつ加工開始したが途中で順番が違う事に気づく・・なるほどこう言う事か・・一つ収穫があった。
龍笛を作る上で大事をこの笛は教えてくれました。
平調の音の高さを変えずに黄鐘・盤渉・壱越の音が整えられました、持ち主も喜ぶと思います。

2020年4月25日(土)

【古典調五本調子】出来立て在庫品
朱紛と赤呂色で練った色漆を何回も拭き漆で仕上げた逸品。
とても上品なマットな朱色になりました。
姿見が良い20㎜管で丸く歪みがありません、管の中は本漆です。藤巻は2.5厘皮籐に埃漆を施してあります。音の通りも抜群な一本です。気になる方はお問合せ下さい。

2020年4月22日(水)

『笛を大切にしよう』治せば十分使える笛って、結構いっぱいあるんあろうな~~このご時世で修復依頼が増えてます、修復したい気になる笛が御座いましたら、一度ご相談ください。
なんか修理屋になっている今日この頃ですが、笛吹きが困ってる事に寄り添うのも笛屋職人の使命と思ってます。

またまた龍笛の修理依頼です。お寺のご住職より譲り受けたと言う笛、籐巻が外れ、菅尻辺りが割れています、煤竹の管で理想の音程になっていて吹き易い最高の龍笛です。名が無いので誰が何時作ったのか不明です。生き返らせましょう~(^_^;)。

2020年4月19日(日)

7年間眠っていた素材を引っ張り出して笛に巻こうとしています(^_^;)。この紐状の物はソーメンではありません(笑)、これは0.4㎜の水引なのです。
当時、籐材より綺麗に巻ける物を探していて、たどり着いたのがこの水引でした、笛に巻いてみるととても綺麗に巻けるし、籐材より安価で漆も大丈夫なので採用してみたんですが、元々和紙をよったものだから、摩擦やぶつけて衝撃があると剥がれて中の白い和紙が見えてしまう欠点があります。
籐材であれば少々ぶつけても表面は剥がれないのですが・・
綺麗な笛に仕上げたいと言うご依頼で相談した結果、久しぶりに水引の出番です。
この0.4㎜の水引は愛媛県で製作されていましたが、作っていた職人さんは残念ながら他界され、もう全国を探しても0.4㎜水引はここに残っているだけです。非常に貴重なものになってしまいました。

2020年4月17日(金)

今日も静かな工房でコツコツと作業、ほぼ一日藤巻作業でした~(^_^;)。藤巻の間隔を0.3㎜ほど空けて巻くので慎重になるせいか、2・3本巻いた所で肩がコリ始め、張って痛みも出るので数回腕を回したりして、やっと今日の分は出来上がり。
明日はこれに埃漆を塗り込んで行きます、綺麗な仕上りになるよう巻いた籐に仕掛けをします、漆を掛けても黒ずまないようにする為です、出来上がりまで今少しです。

2020年4月12日(日)

またまたご依頼で送られて来た龍笛、今回は音階に問題があり調律の調整ですが、出来るか出来ないかは測定してみないと解りません。
各音階の責と和の中でメリカリをしても一部の音が上がらない症状です。平調・(勝絶/下無)・双調・黄鐘・盤渉・神仙・壱越をきちんと音階を整えるのは龍笛を作る上で醍醐味なのですが、出来上がってしまっている笛を調整するには、どこをどうするか道筋を付けて掛からないとなりませんね。今日はそれをやって考えたいと思います。
他にも作らないとならない笛があるので、工房に引きこもります。

2020年4月11日(土)

ここ数日最後の天日干ししていた竹を目視検査と径を測って仕分け作業、良い素材が出来ました。歪みも確認しながらどんな笛にするか竹に書き込んで置きます。

中には割れてしまった物もありましたが、これは良いことですね。

このスダレの枠、作るのに結構時間が掛ったんです、20台ほどあって使い回しています。

2020年4月9日(木)

静岡県浜岡(御前崎)に代々伝わるお囃子と獅子舞の笛、この地域独特の音階です。

古典調の二本調子に近いかな~~。静岡県掛川周辺は一本調子の太い笛が主流だけど所変われば笛も違いますね。

祭礼時にはコロナも下火になってお囃子を奏でられればと祈りつつ、明日旅立ちです。

2020年4月5日(日)

外出自粛で静かな工房(寂💦)
でも粛々と受注残の製作に励んでいます。能管・相模能管・龍笛の管の中に地を作り、しっかりした固い床を作ります、同時に整管して行きます。
特別に漆屋さんに頼んでいる地を作る為の漆です、粉と漆の配分の粘度が決めてで、これにたどり着くまでに失敗と試行錯誤が長い間掛りました。しっかりした力強い音を作る重要な工程です。

2020年4月3日(金)

2020年新年度より気分新たにブログ始めてみました。笛作りいろいろ記載して行きたいです

コロナウイルスの影響で大変な状況になりました、暗い話ばかりですが頑張って作って行きたいです。

『龍笛の古管を修復』その1

まずは、龍笛の古管を生き返らせるご依頼、受け継いだ思いを形にしていきます。

管の中の古い漆が劣化して剥がれ落ちているので、それをヤスリで削ぎ落します、あまり削ってしまうと音階に影響が出るので、ここは慎重に表面だけを削ります。

管の中には無数の傷があり、これを埋めるのに地付け漆を塗りこみ、4,5日間ムロに入れて漆を固めます、管の中なので固まのに時間が掛ります。

ムロから出して番手の細かい水ヤスリで磨いて凸凹を滑らかにして、また地付け漆を塗りこみムロへ入れます。ある程度管の中の凸凹が無くなるまで繰り返します。

ここで音階を確認します、問題なければ朱漆を塗り込みますが顔料と漆の配合が重要で、塗り過ぎると漆がチジミ、波状になってしまうので、そうならないように配合が重要。

何回か塗りと磨きを繰り返して行きますが、途中で音の確認します、塗り過ぎて管の内径が細くなると全体的に音が上がってしまうので、ここは慎重に。

音が合わない個所が幾つか発見したので、調律し直しました。

朱漆の艶を出して最後の仕上げで、とても良くできました。

 

次に外装の籐巻の部分の修正ですが、籐の隙間に入っている埃漆を取り除く作業から開始

次回につづく